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【Suicaチャージで3%のANAマイルが貯まる!】日本帰国後も使いたいアメリカのクレジットカードまとめ

こんにちは、おろちまるです。

 

さて、2020年7月にアメリカに帰国してから3か月が経過しました。この記事では、日本帰国後も引き続き活躍するアメリカ発行のクレジットカードを紹介したいと思います。(アメリカ在住の人にとっても日本旅行時におすすめです)

先に結論だけ書いておくと、

Suica電子マネーチャージでも3%付与されるカード+ホテル系カード

です!

 

Ⅰ.日本帰国後のおすすめのクレジットカード

1.Amex Green

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(1)日本でおすすめな理由

なんといっても、Suica電子マネーチャージでも3%つくという点です!

詳しくは後記のカードスペックを見て欲しいのですが、このクレジットカードは海外を含むレストランやトラベル(電車・タクシーなどの公共交通機関やホテル含む)利用で3%のMRポイントが貯まります。

MRポイントはANAを含む各種エアラインマイルに1:1で交換できるので、決済金額の3%のANAマイルが貯まると考えるとすごさが伝わるかと思います。日本で発行されているクレジットカードを見ると、ANA系の最上級カードですら特定カテゴリでANAマイルが2%貯まる程度です。

また、3%のLINEポイントが貯まるVISA LINE PAYカードはありますが、LINEポイントANAマイルに1:1交換できません。要するに、このカードはレストランや電車やタクシーといった日常の利用でザクザクANAマイルが貯まる陸マイラー垂涎のカードといえるのです。

そして、このカードがすごいのはSuica電子マネーチャージでも3%つくということ!

Suicaを利用している方はご存じだと思いますが、Suicaでの電子マネー決済は、電車だけではなく、コンビニ各社、ドラッグストア、駅ナカ、デパ地下、スーパー、書店(丸善など)といった様々な店舗に普及しています。電車も例えば関西であればICOCASuicaとの互換性が確立していますし、大手であれば全国の店舗でSuicaが利用可能なので、関東圏だけでなく全国各地で使うことができます。僕がアメリカにいる間にも利用できるお店は更に拡大しており、ユニクロ丸善でもSuicaが使えたときには正直言ってビビりました(笑)

このSuica決済ですが、電子マネーチャージも公共交通機関としてトラベルカテゴリと判別されるため、3%のMRポイントが付与されます。そのため、上手く利用すれば、レストランやトラベルだけでなく、ほぼ全てのカテゴリで3%のMRポイントが貯まるカードに変身してしまうのです。残念なのは、モバイルSuicaアプリ自体は海外クレジットカードの利用が不可であるため、Google PayやApple PayにSuicaを取り込み、Google Pay/Apple PayのSuicaにチャージする必要があります。そのため、オートチャージ機能、Suica定期券、Suicaグリーン券といったモバイルSuicaの便利機能は使えませんのでご注意ください。

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Suicaの利用で3X=3%のポイントがついています。

(2)カードスペック&ベネフィット

①年会費:150ドル(初年度から)
②ポイント:トラベル(公共交通機関、ホテル含む)、レストラン(海外含む)で1ドル=3MRポイント。その他で1MRポイント。
③サインアップボーナス:30,000MRポイント(プライベートモード利用で45,000MRポイントのオファーの可能性あり)※2020年10月18日現在リファーラルリンクで50,000~60,000ポイントオファー発生中
④ミニマムスペンド:3か月で$2,000以上
⑤外貨手数料無料
⑥その他ベネフィット: 
・CLEARクレジット$100
・ラウンジ利用クレジット$100

・手荷物保険(遅延除く)
・フライト遅延保険
・レンタカー保険付帯(Secondary)
・Amexオファー
など

外貨手数料無料で、海外を含むレストランやトラベル利用で3倍MRポイントが貯まるため、トラベル関係にはかなり使い勝手が良いカードです。特にトラベルには、他のAmex Gold BusinessやPlatinumでは各エアラインの公式サイトやAmex Travelでチケット購入する必要があるのと比較して、格安航空券販売サイト(ExpediaやTrip.comなど)でも3倍MRポイントが貯まりますし、タクシーなどの公共交通機関、さらにHotel's.comなどホテル関係でも3倍になるのは便利です。その他のベネフィットも最低限旅行に必要なものはカバーしています(ただし、手荷物遅延は対象外)。 

サインアップボーナスは最大で3か月2,000ドル利用で45,000MRポイント(プライベートモード利用時)なので、ミニマムスペンドの割にはかなり良いオファーです。年会費は150ドルかかりますが、元は取れるカードといえます。

チャージカードなので、Amexの2/90ルール(90日間に2枚までしか承認されない)には引っかかりません。ただし、チャージカードは2枚までしか持てないというルールがあるので、個人/ビジネスクレジットカードを含めGreen、Gold、Platinumの6種類のうちから2枚までしか持つことができません。GoldとPlatinumを両方作りたいという人は申請を諦めるか、3枚目となるタイミングでどちらか1枚解約する必要が出てきますので注意が必要です。

僕のAmex紹介リンクはこちらになりますので、よろしければご利用ください。 

2.Chase Ink Business Preferred

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(1)日本でおすすめな理由

Amex Greenと同じく、Suica電子マネーチャージでも3%つくという点です!

詳しくは後記のカードスペックを見て欲しいのですが、このクレジットカードも、Amex Greenと同じく電車・タクシーなどの公共交通機関やホテル含むトラベル利用で3%のURポイントが貯まります(レストランは対象外)。

そのため、Suica電子マネーチャージが公共交通機関=トラベルカテゴリと判別される結果、3%のMRポイントが付与されます。繰り返しですが、モバイルSuicaアプリ自体は海外クレジットカードの利用が不可であるため、Google PayやApple PayにSuicaを取り込み、Google Pay/Apple PayのSuicaにチャージする必要があります。

ChaseのURポイントもMRポイントと同様に各種エアラインマイルに1:1で交換できるのですが、MRポイントと異なり対象のエアラインにANAが含まれていません。その代わり、MRポイントと異なり、トランスファー先のホテルにHyattが含まれています。Hyattは他のホテルチェーンに比較して少ないポイントで良いホテルに無償宿泊できる(例えば3万ポイントでAndaz Tokyoに宿泊できる)ので、URポイントのトランスファーの中でも人気です。現状日本ではHyattのポイントが貯まるカードは発行されておらず、ポイントを貯めるには泊まるしかないので、日常使いでHyattポイントを貯めることができるのは、Hyattファンにはとても嬉しいですね。会費も$95とそれほど高くありません。

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Google Payからチャージする画面。

 

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ばっちり使用額($18.94)に対し56.82ポイント($1につき3ポイント)がついています。

(2)カードスペック&ベネフィット

①年会費:95ドル(初年度から)
②ポイント:トラベル(海外・公共交通機関含む)、シッピング(×ショッピング)、USインターネット/ケーブルテレビ/電話、広告費(SNS検索エンジン等)のカテゴリの使用で1ドルあたり3URポイント(年間15,000ドルまで)、その他で1URポイント。
③サインアップボーナス:80,000URポイント
④ミニマムスペンド:3か月で$5,000以上
⑤外貨手数料無料
⑥その他ベネフィット:

・旅行保険(flight dellay/cancel、lost/delayed Baggageなどに対応)
・レンタカー保険付帯(Primary
・Cell phone保険
・Chaseオファー
・Chase Unlimited rewards Travelで1URポイント=1.25セントで利用可

など

Chase Sapphire Preferredのビジネスクレジットカード版的な位置づけのカードです。会費は同じ95ドルですが、ポイントが貯まりやすいカテゴリがビジネスに特化しているのが特徴です。交通機関(海外含む)やホテルも含まれるトラベルカテゴリで3倍ポイントを貯めるのが一番使いやすいでしょう。日本でのSuicaチャージでも3倍ポイント貯まります。また、インターネット、ケーブルテレビ、携帯電話といったチャージも3倍カテゴリなので、これらの費用はこのカードで支払うと良いでしょう。

特筆すべきはサインアップボーナスですね。3か月5,000ドル利用で80,000URポイントは他の追随を許さないレベルです。1URポイントは約2セントの価値があると言われていますので、年会費を差し引いても約1500ドル分のポイントがもらえることになります。仮に5,000ドルのミニマムスペンドを全て3倍カテゴリで支払ったとすると、それだけで95,000URポイントになります。審査はそこそこ厳しいですが、サインアップボーナス狙いで是非とも作っておきたいカードの一つです。

また、Chase Sapphire Preferredと同じく旅行保険(フライトキャンセル/遅延、手荷物保険含む)・レンタカー保険(Primary)などのベネフィットもかなり充実しています。面白いのはCellphone保険でしょうか。このカードで携帯電話の月額利用料を支払っていると、本会員及び従業員カード所有者の携帯電話の盗難や破損による支出を最大600ドルまでカバーしてくれるという内容です。

僕の紹介リンクはこちらです。ありがとうございます。

https://www.referyourchasecard.com/21a/QFQ72047Z9

 

3.ホテル系カード

ホテル系のカードは、外貨手数料無料ですし、1年更新時にホテルの無料宿泊特典をもらえるカードが多く、それだけで年会費がペイします。また、日本にも大手ホテルチェーンはどんどん増えていっていますし、これらのカードを持っているとそれらのホテルチェーンのホテルに泊まる際のポイントが貯まりやすく、エリートステータス付与といったベネフィットもありますので、日本帰国後も引き続き活躍してくれるでしょう。過去記事でアメリカ発行のホテル系クレジットカードをまとめたものがあるので参考にしてください。

www.allwork-allplay.pro

 

日本国内にあるホテルの数で選ぶならMarriott系のカード(Chase Marriott Bonvoy Boundless、Amex Marriott Bonvoy Brilliant、Bonvoy Business)がおすすめです。今現在、Amexのカードではプラチナエリートのステータスが付与するオファーも出ています(詳しくは下記記事を参照してください)。
 僕の紹介リンクはこちらになります。 

www.allwork-allplay.pro

 

また、クレジットカードを持っているだけでダイヤモンドあるいはゴールド会員資格が付帯し、ラウンジ(ダイヤモンドのみ)や朝食が無料となるHiltonの上級カード(Amex Hilton Apire、Hilton Surpass、Hilton Business)は分かりやすくカードのベネフィットを体感できるのでおすすめです。僕はAspireを持っていないのでゴールド止まりですが、ダイヤモンドエリートを保持してコンラッドに泊まると、ラウンジが利用できるだけでなくとても良い部屋にアップグレードされて幸せになれるとか…
僕のAmex紹介リンクはこちらになります。 

 

さらに、Chase Ink Business Preferredの解説でも触れましたが、現状日本ではHyattのポイントを効率よく貯める手段が泊まる以外にないので、Hyattファンには、Hyatt系列ホテルの宿泊はもちろん、レストラン利用等でもHyattのポイントが貯まるChase Hyattクレジットカードがおすすめです。
僕の紹介リンクはこちらになります。 

 

僕のおすすめはクレジットカードを持つだけでゴールド以上の会員資格が付帯するHilton SurpassかAspireは確保しておき、さらにMarriottやHyatt、又はIHGといった別ブランドのホテル系のクレジットカードを1枚以上持つことですね。日本だけでなく海外でも、お目当ての場所に良く行くホテルチェーンがないということは良くありますので、複数のホテルチェーンを使い分けられると便利です。

4.その他のおすすめクレジットカード

アメリカクレジットカード事情に詳しい方はお気づきかもしれませんが、Amex GreenやChase Ink Business Prefereedと同じく電車・タクシーなどの公共交通機関やホテル含むトラベル利用で3%のポイントが貯まるカードであれば、Suica利用で効率よくポイントを貯めることができます。そうするとChase Sapphire Reserveもレストラン、トラベルで3%URポイントが貯まるのでこの条件を満たします。ただし、年会費が$550もする点、人気のChase Sapphire Preferredと重複してカードを持てない点(アップグレードは可能)が難点といえます($300のトラベルクレジットがついてきますが、その他のベネフィットがアメリカ国内にしか展開していないLyft関連だったりするのがイマイチです)。Chase Sapphire Preferredは年会費が$95とお手頃ですが、レストランとトラベルで貯まるURポイントが2%とややインパクトに欠けるように思います。

レストラン利用が多い人は、レストランで4%MRポイントが貯まるAmex Gold(Business Gold)も良いかもしれませんが、年会費が$250($295)もかかるので、同じくレストラン利用で3%貯まり、Suica利用もできるAmex Greenを1枚持ち帰る方が使い分けも必要なく、便利かなと思います。

Ⅱ.アメリカ発行クレジットカードを日本でも引き続き使う場合の注意点

アメリカ発行のクレジットカードを使う場合、銀行口座を残しておくこと、外貨手数料無料のカードを使うことが必要になりますので注意してください。

1.アメリカの銀行口座が必要

アメリカのクレジットカードを使用する場合、引き落とし先としてアメリカ国内の銀行口座を保有する必要があります。私はAmex National BankのPersonal Savingsをアメリカ在住中に作りそのまま引き落とし先として利用しています。オンラインバンクなので面倒な手続もいらず、管理も楽ちんです。私は利用したことがありませんが、日本の駐在員の人は三菱UFJと提携しているUnion Bankを使っている人を聞きます。日本にいながらにして口座開設できるそうなので便利ですね。

2.外貨手数料無料のクレジットカードを使う

アメリカ国内で利用している分には気になりませんが、アメリカ発行のクレジットカードを日本で使う場合、外貨手数料が発生するものもあります。数%のポイントのために数パーセントの外貨手数料が発生してしまっては本末転倒なので、外貨手数料無料のものを使う必要があります。年会費無料のカードは手数料がかかるものが多い一方で、トラベル系カードは手数料無料のものが多いです。アメリカ国内では非常に使い勝手の良いAmex Blue Business PlusやEveryday Preferred、Chase Freedom(Freedom Flex/Unlimited)といった年会費無料のカードは手数料がかかってしまうので日本帰国後の利用はNGです。

この記事でおすすめしたクレジットカードは、全て外貨手数料無料のカードなのでご安心ください。

  

Ⅲ.さいごに

いかがでしたでしょうか。

Suica電子マネー決済が使えるところでは全て3%のMRポイント(=各種エアラインマイル)が貯められるので、日本発行のクレジットカードでは比較にならないほど効率よくマイルを貯められます。少し大げさかもしれませんが、アメリカでクレジットカードを発行した人の特権とすらいえるでしょう。

このように、アメリカ駐在中に作成するクレジットカードを決める際は、日本帰国後にも使用できるか、メリットがあるかという観点もプラスして検討すると日本帰国後も最大限にマイルやポイントが貯められると思います。この記事が皆様のご参考になれば幸いです。

 

おろちまる 拝