こんにちは、おろち丸です。
Amex Platinum持ってるけど、しばらく旅行も行けないし無駄に年会費払ってて悲しい…という人も多いかと思います。そんな人たちのために、アメリカのクレジットカード発行会社は次々と期間限定でベネフィットなどを見直しています。この記事では、用途別におすすめのカードをまとめてみました。携帯電話やストリーミングなどは支払先をそのカードに変える必要があるので、是非チェックしてカードの使用方法を見直してみてください!
- 1.携帯電話(通信契約)/ストリーミングサービスに使えるカード
- 2.グロサリーストア(スーパー)での支払いに使えるカード
- 3.U.Sのレストラン(デリバリー、テイクアウト含む)でもクレジットが利用可能となるカード
- 4.Chaseの追加ベネフィット(グロサリーカテゴリへのステートメントクレジット充当など)【5月28日追記】
- 5.さいごに
1.携帯電話(通信契約)/ストリーミングサービスに使えるカード
(1)Amex Platinum/Business Platinum
・5月から12月末まで、最大320ドル分のstreaming servicesとwireless telephone services、つまり携帯電話(通信契約)やNetflixなどのストリーミングサービスの支払いに使えるクレジットがもらえます。上限それぞれ月20ドルずつ(合計40ドル)となっていますので注意しましょう。NetflixとDisney+が実質タダ、という感じですね。
Amexの公式サイトによれば、対象のstreaming servicesとwireless telephone servicesは以下のとおりです(ストリーミングについてはこれ以外のものは対象にならず、ワイヤレスについてはこれ以外のものも対象になるようです)。
【streaming services】
- Amazon Music Unlimited
- Apple Music
- Apple TV+
- AT&T Now
- Audible
- CBS All Access
- Disney+
- ESPN+
- Fubo TV
- HBO Now
- Hulu
- iHeartRadio
- Kindle Unlimited
- Luminary
- MLB.TV
- NBA League Pass
- Netflix
- NHL.TV
- Pandora
- Prime Video
- Showtime
- Sling TV
- SiriusXM Streaming and Satellite
- Spotify
- Stitcher
- YouTube Music Premium
- YouTube Premium
- YouTube TV
【wireless telephone services】
(2)Amex Green
・Amex Greenについては、残念ながらストリーミングサービスのクレジットはなく、携帯電話(通信契約)の支払いに使えるクレジットが5月から12月まで最大80ドル分もらえます。上限は月10ドルです。僕も早速Google Fiの支払先をGreenに変えようと思います。
(3)注意点
これらのクレジットをもらうために登録は必要ありませんが、当然ながらサービスの支払先をこれらのカードにしておく必要があります。持っている人は、これらのカードを支払先に指定するのがおすすめです。
上級者はChase Ink PreferredなどWireless serviceのポイントが4-5倍貯まるカードで支払っているかもしれず要検討ですが、Platinumでは毎月20ドルクレジットもらえるのでそちらの方がお得でしょうね。
2.グロサリーストア(スーパー)での支払いに使えるカード
まとめると以下のとおりです。面倒な人は図だけ見ておいてください。
おすすめは、UnitedとHyatt派はChase Sapphire Reserve/Preferred, Hilton派はHilton Surpass/Aspire、JAL派はMarriott、Delta派はDelta提携カード、MRポイント&ANA派は(ここには書いてありませんがもともと4倍の)Amex Goldです。
(1)6倍ポイントが貯まるカード
①Amex Marriott Brilliant
②Chase Marriot Bold/Boundless
Amex、ChaseのMarriott提携カードで、なんとグロサリーストアで6倍ポイントが貯まるようになります。期間は5月1日から7月末まで、上限はAmexは$7,500、Chaseは$5,000です。Marriottのポイントがザクザク貯まるのはもちろん、トランスファー先のエアラインマイルが(最大)1ドルあたり2.5マイル(6万ポイント移行のボーナスポイント含む)貯まることになるので、マイル目的でもお得だと思います。特にJALマイルを貯める主な手段なので、JAL派には朗報ですね。
※保有者が少ないと思い表には書きませんでしたが、今は新規発行していないRitz Carltonカードなど、旧Marriott提携カードも6倍対象になるようです。ただし、残念ながらAmexのMarriott Businessは対象外です。まあビジネスクレジットカードでグロサリーのポイントアップってのも変ですよね(笑)
マリオットポイントの活用法などは以下を参照してください。
(2)5倍ポイントが貯まるカード
①Chase Freedom
②Chase Sapphire reserve
③Chase United Club Infinite/Club & Presidential Plus
Chase Freedomは新型コロナ対応に関係なく、4月から6月末までのカレンダーベネフィットでグロサリー5倍になっていましたが、同じ5倍なので入れておきました。こちらはアクティベートが必要なので注意してください。いずれもフレキシブルポイントで有用なURポイントが5倍貯まるので、非常にお得ですね。Sapphire reserveは持っている人それほどいないと思いますが、持っているなら真っ先に選択肢に入ると思います。
なお、Chaseの場合、Amexと異なり、期間が6月末までで上限が1500ドルになっているので注意しましょう。
(3)3倍ポイントが貯まるカード
①Chase Sapphire Preferred
②Chase United Explorer, United MileagePlus
③Chase British Airways, Aer Lingus, Ibera
④Chase Southwest Plus, Premier & Priority
⑤Chase World of Hyatt & Chase Hyatt
⑥Chase IHG Premier/Club Select
3倍になるカードたちです。大人気のSapphire Preferredも3倍!他にもエアラインやホテル系カードも3倍になっていますが、Preferredで貯まるURポイントで等倍でトランスファーできるので、Sapphire Preferredを持っている人はそれを使うと良いでしょう。
エアライン系カードは、残念ながらBusinessクレジットカードは対象外です。また、全てChaseのカードなので、期間が6月末までで上限が3,000ドル(1,500ドル/月)になっているので注意しましょう。
(4)その他(4倍、12倍ポイントが貯まるカード)
①Amex Hilton Aspire/Surpass
②Amex Delta Blue/Gold/Platinum/Reserve
AmexのHilton(ただしHilton Honors、Hilton Businessを除く)で12倍Hiltonポイントが貯まり、Delta提携カード(Businessを除く)では4倍Deltaマイルが貯まるようになります。いずれも期間は5月1日から7月末まで、上限は7,500ドルです。
3.U.Sのレストラン(デリバリー、テイクアウト含む)でもクレジットが利用可能となるカード
・AmexのHilton Aspireでもらえる250ドル分のHilton resortクレジット
・Amex Marriott Bonvy Brilliantでもらえる300ドル分のMarriottクレジット
・Citi Prestigeでもらえる250ドル分のトラベルクレジット
これらのクレジットが、アメリカのレストラン(デリバリー、テイクアウト含む)でも利用可能になります(Amexについては6月から)。ただでさえ使いづらいのに、しばらく旅行いけないので使い道ないよ…と思っていた人が多かったと思うので、これは嬉しいですね。ただ、アメリカのレストランのみが対象で、海外のレストランでは使えません。あくまでコロナ対策ということでしょうね。デリバリー・テイクアウトでローカルレストランを応援してはいかがでしょうか。
なお、登録は必要ありませんが、これらのカードで支払いを行う必要があるので注意しましょう。また、Citiに関しては5月から12月末まで利用可能ですが、Amexに関しては、6月から8月末までと、開始日や期間が他のベネフィットやボーナスポイント増とは異なるので気を付けてください。
4.Chaseの追加ベネフィット(グロサリーカテゴリへのステートメントクレジット充当など)【5月28日追記】
5月28日に、Chasehaが新たな期間限定ベネフィット追加を発表しました。
ChaseのSapphire Reserve/Preferred保有者は、5月31日から9月末までの間まで、URポイントを1P=1.5セント(Reserve)又は1.25セント(Preferred)換算で、以下カテゴリのクレジットとして充当できるようになります。90日まで遡って適用することが可能です。
・grocery stores
・dining
・home improvement stores (Home Depotなど)
普通のキャッシュバックでは1URポイント=1.0セント換算なので、少しお得なレートになっています。もともとSapphire Reserve/Preferred保有者は、Chase Ultimate Portalで、URポイントをそれぞれ1.5セント(Reserve)又は1.25セント(Preferred)のトラベルクレジットとして使うことができました。旅行に行けない今、そのカテゴリを一時的に広げてくれたようなイメージで使えますね。
また、Reserveについては、更に以下のベネフィットが期間限定で追加されます。
・6月1日から12月末まで、$300のトラベルクレジットがgas stationかgrocery storeカテゴリの支出にも適用される(自動)
・4月1日から12月末までにカード更新した場合に年会費$100 OFF
AmexやCitiも色々と期間限定ベネフィットを発表してきた中で、Chaseもそれに追随した、という形でしょうか。URポイントを持て余していた人は、クレジットとしての使用を検討しても良いかもしれません。個人的には、依然としてHyattのポイントに交換した方がお得に使えると思っているので、使う予定はありません。
5.さいごに
いかがでしたでしょうか。各クレジットカード会社が、解約させないように&新規申請を促すために工夫していることが伺えますね。申請しようと思っていたけど、コロナで使い道が限られてしまうなぁ…と悩んでいた人にも朗報ですね。
AmexとCitiに関しては、5月末までに申請(承認)したクレジットカードのミニマムスペンドの期限を3か月延長してくれるという寛大な措置をとっているので、この機会にクレジットカードを申請してみるのも良いかもしれません。
参考になれば幸いです。
おろち丸 拝