こんにちは、おろちまるです。
旅行をキャンセルしたのにいつまで経ってもリファンド来ないんだけど、クレカの支払いってしなければならないの?と困っている人はいませんか?この記事では、そのような場合の対処法として、アメリカのCredit Card会社で行えるDispute Transactionの方法を説明します。
僕はキャンセルしたクルーズのリファンドに使用しました。特に新型コロナの影響で旅行関係のリファンドに時間がかかっていると聞いていますので、同様に困っている方は試してみてください!
1.Dispute Transactionとは
一言でいえば、クレジットカードの請求に対して異議を唱えられるシステムです。通常は、クレジットカードの明細に見覚えのない請求があったり、二重にチャージされたりした場合にクレームを入れることが多いと思います。
しかし、このDispute Transactionを使って、キャンセルした取引がすぐにリファンドされない場合でも、暫定的なリファンドを受けた状態にできるってご存じでしたか?
コロナ関係で旅行など大きな支出をキャンセルした方もいらっしゃると思いますが、会社によっては、「問い合わせやリファンドが殺到している」といった理由ですぐにリファンドを行ってくれない場合があるかもしれません。
その場合、クレジットカードにはバランスが残ったままで、支払わずに放置しておくと、かなりの利率で利息がついてしまいます。もちろん支払っても良いのですが、支払った後にリファンドされると、そのカードのバランスが-(マイナス)になってしまうので、またそのカードを使ってマイナスを帳消しにするか、またはチェックで返還するよう依頼する必要がでてきます。けっこう面倒ですよね。
そんなときにこのDispution Transactionを使えば、キャンセルした(リファンド予定の)取引にかかる請求、及びそれに関する利息をバランスから暫定的に排除してくれます。その後一定期間内に(支払先からカード会社へ)リファンドが行われれば、請求取消が確定し、実質的には早期にリファンドを受けたことになる、というわけです。
2.Dispute Transactionの方法
今回僕が実際に行ったChaseのアカウントで、Dispution Transactionの方法を説明します。まず、Account Activityのところから、暫定的リファンドを受けたいクレジットカードを選択、該当する請求を探し、Transaction detailsを開きます。すると、「Dipute Transaction」というタブがあるので、それをクリックします。
すると、次のような画面が出てきます。取り消したい理由によって選択肢が分かれていますが、キャンセルや返品によるリファンドであれば上の理由を選択しましょう。
次の画面では、自分の状況に一番近いものを選びます。旅行をキャンセルしたけどリファンドされない、という場合は2つめ(サービス)を選択しましょう。
次の画面では、Timeshareに該当する場合以外は、Something elseの方が該当すると思いますので、2つめを選択しましょう。
次にリファンドを受けたい金額(一部か全額か)を選択し、キャンセル理由を選択します。(この画面は実際に請求した画面ではありませんが)今回僕はクルーズ旅行をキャンセルしたので、「Others」を選んで下記のように記載しました。
次に、予定していた旅行日、キャンセルした日をそれぞれ入力します。
最後にDispute内容のサマリーが出るので、問題なければ「Submit dispute」を選択して終了です。
Chaseの場合、数日後に下記のようなレターが届き、バランスから請求が取り消されていました。詳細についてはアカウントのStatement&Lettersから確認できます。2 billing cycleの期間にサービス提供者から実際にリファンドがされないと、再度同額がチャージされるとありますので、あくまで暫定的なものではありますが、実質的に早期にリファンドを受けられた状態になりました。
3.さいごに
いかがでしたでしょうか。僕の場合、7月中旬に予約していたアラスカクルーズがクルーズ会社の都合でキャンセルされてしまったため、全額リファンドを受けられることになったのですが、2か月経っても全くリファンドされず、問い合わせても「いつになるか回答できない」との塩対応だったので困っていました。普通に支払っても良かったのですが、面倒かつMSもクリアしているこのカードでそこそこ多額の請求を支払うのももったいなく感じたので、今回の方法を利用してみました。
同じように、旅行をキャンセルしたけどリファンドに時間がかかり困っている方がいたら、この方法を検討してみてください。
この記事がお役に立てば幸いです。
おろち丸 拝